【概要】Harley-Davidson WLA(1942)
WLAは第二次大戦期に大量生産された軍用ハーレー。45cu in(739cc)フラットヘッドVツインを搭載し、
堅牢なシャーシと簡素な整備性で悪路走破・物資輸送・伝令任務を支えた。戦後は民生転用され、カスタム文化の源流にもなった。
【主要スペック(代表値)】
| 型式 | WLA |
|---|---|
| 年式 | 1942 年(WWII 量産期) |
| エンジン | 空冷4ストローク Vツイン(サイドバルブ) |
| 総排気量 | 739 cc(45 cu in) |
| 最高出力 | 約 23–25 PS |
| トランスミッション | 3 速・ハンドシフト |
| 駆動方式 | チェーン |
| 装備重量 | 約 250 kg |
| 備考 | 軍用装備(サドルバッグ・ガンホルスター等) |
【解説】
信頼性と部品共通化を徹底したフラットヘッドVツインは、低回転トルクと整備性で軍用要件に合致。
戦地の補給制約下でも稼働できる“壊れにくい設計”が評価され、戦後のカスタムベースとしても人気が定着した。
【出典】
- Harley-Davidson Museum Archives(WLA)
- 戦時型補給マニュアル(TM 10-1275)
-120x68.png)
