【概要】Lilac SW “Lancer”(1960)
Lilac SW “Lancer”は、中排気量帯を担った350cc級ツイン+シャフトドライブのスポーツツアラー。
直進安定や巡航性を重視しつつ、軽快な取り回しと上質な仕上げで“日本の上級スポーツ”を体現した。
【主要スペック(代表値)】
| 型式 | SW Lancer |
|---|---|
| 年式 | 1960 年(前後) |
| エンジン | 空冷4ストローク 2気筒(OHV) |
| 総排気量 | 約 300–350 cc |
| 最高出力 | 約 18–22 PS / 6,000–7,000 rpm |
| トランスミッション | 4 速 |
| 駆動方式 | シャフトドライブ |
| 車両重量 | 約 160–170 kg |
| 最高速度 | 約 120–130 km/h |
【技術解説】
同社のシャフト車系プラットフォームをベースに、ミドルクラスの運動性を最適化。
ツインの鼓動と高い直進安定により、ロングクルーズでの快適性が高い。
上位のR92と下位のSY/DPの“中核”として、Lilacラインの幅を拡張した。
【出典】
- marusholilac.com(SW/Lancerの年式・仕様一覧)
- 当時カタログ・広告資料
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