【概要】Lilac DP “Baby Lilac” 90(1958)
Lilac DP(通称:Baby Lilac)は、手軽さと実用性を重視した90cc級ステップスルー(風)。
小型軽量の2スト単気筒とシンプルなトランスミッションを備え、通勤・業務用途まで幅広く支持された。
Lilacラインアップのボトムを支えたベストセラーである。
【主要スペック(代表値)】
| 型式 | DP(Baby Lilac 90) |
|---|---|
| 年式 | 1958 年(前後) |
| エンジン | 空冷2ストローク 単気筒 |
| 総排気量 | 約 88–92 cc |
| 最高出力 | 約 5–6 PS / 5,000–6,000 rpm |
| トランスミッション | 3 速(自動遠心クラッチ仕様あり) |
| 駆動方式 | チェーン |
| 車両重量 | 約 70–80 kg |
| 最高速度 | 約 70–80 km/h |
【技術解説】
コンパクトなプレスフレーム+レッグシールド(オプション)で日常防風性を確保。
簡易整備で走り続けられることを最優先し、商用ユースの耐久性にも配慮。
Lilacの上位機種(シャフト車)とは対照的に、普及と実用を支えた“生活のためのLilac”だった。
【出典】
- marusholilac.com(小排気量モデル一覧)
- 当時カタログ・広告(新聞/雑誌)
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