【概要】Lilac SY(1954)
Lilac SYは1954年登場の250ccシングルモデルで、マルショウが本格的に中排気量市場へ進出した一台。
高精度な工作とシャフトドライブの導入により、当時の国産車とは一線を画す滑らかな走行フィールを実現した。
【主要スペック(代表値)】
| 型式 | Lilac SY |
|---|---|
| 年式 | 1954 年 |
| エンジン | 空冷4ストローク 単気筒 / OHV |
| 総排気量 | 247 cc |
| 最高出力 | 約 12 PS / 5,800 rpm |
| トランスミッション | 4速 |
| 駆動方式 | シャフトドライブ |
| 車両重量 | 約 135 kg |
| 最高速度 | 約 120 km/h |
【技術解説】
SYは国産としては稀なシャフトドライブ構造を採用し、駆動ロスの少なさと静粛性を両立。
ミッションは横置きカセット式で整備性も高かった。
「Made in Japan」が技術的信頼性を得る転換点となった記念碑的モデル。
【出典】
- Marusho Factory Brochure(1954)
- marusholilac.com Technical Index
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