【概要】Norton Atlas 750(ユニット拡大でさらなるトルクを獲得)
Norton Atlas 750は、ES2やドミネーターで培った並列ツインを745ccへ拡大した上級モデル。高速化するハイウェイ事情に応えるべく低中速トルクを厚くし、当時のツアラー需要にマッチしました。フェザーベッド系の操縦安定性はそのままに、日常域での扱いやすさと長距離の余裕をプラス。派生のスクランブラーや北米仕様も人気が高い。コマンドー登場以前の“Norton大型ツインの完成形”として、英国旧車の歴史を語るうえで欠かせない一台です。
【主要スペック(代表値)】
| 型式 | Atlas 750 |
|---|---|
| 年式 | 1962–1968 |
| エンジン | 空冷4ストローク並列2気筒 / OHV |
| 総排気量 | 745 cc |
| 最高出力 | 約 55 PS / 6,500 rpm |
| トランスミッション | 4速 |
| 乾燥重量 | 約 185 kg |
| ホイールベース | 約 1,420 mm |
【出典】
- メーカー系資料(Norton Heritage / Catalog)
- クラブ誌・当時インプレ(Atlas特集号)


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